プレイヤーとマネジャー、学ぶべき優先順位の違いとは
スタッフから質問がありました。
「マネジャーという立場ですが、臨床に関する勉強はどれくらいしているんですか?」
今回は、この質問に対する自分の考えをお話ししていきます。
結論としては「必要に応じて臨床に関する勉強はしているが、マネジャーとして向き合うべき課題に関する勉強を優先的にしている」というのが、今のところの回答になるかと思います。
理由としては、対象者と臨床場面で向き合うのはプレイヤーのみなさんがメインであり、プレイヤーとしての役割だと思います。
そのため、臨床に関する(目の前の対象者に関する)勉強が優先的になると考えます。
一方で、マネジャーという立場であれば、そんなプレイヤーのみなさんが、どうすればより良い臨床を実践していけるのか、様々な視点で考えていくのが(ひとつの)仕事であり、役割であると考えます。
そのため、人材開発など人材マネジメントをはじめとしたマネジャーが学ぶべき内容について優先順位をあげて学ぶという考えです。
必要に応じて、というニュアンスは、臨床に関することを学ぶことで、スタッフとの共通言語を持つことができ、スタッフとの信頼関係作りやスタッフの動機づけなどに必要な文脈もあるため、その場合は必要なことを勉強します。
リハビリテーション職の現場スタッフは、マネジャー層に対して、プレイヤーとしての期待も高く持つ傾向があることを経験的に感じてもいます。
また、プレイングマネジャーとして自身が担当を持っているという場合も、優先順位を考えて学んでいきます。
つまり、「自身が求められている役割を理解した上で、何を学んでいくかを考えていく必要がある」と考えています。
マネジャーがマネジャーとして、マネジャーが向かうべき課題と向き合うことで、1人のプレイヤーとして立ち回るよりも、より大きい規模で成果を出していける可能性がある役割だと、それがマネジャーという仕事のひとつのやりがいなのではないかと、思うわけです。
自分自身がマネジャーとして遂行した仕事をひとつのきっかけに、スタッフが成長していく姿を見られることは、感動に近いものを感じます。
あなたは、マネジャーとして今何を優先的に学ぶべきだと感じていますか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
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徳嶋慎太郎